インターネット初期のウェブを描いたエッセイ 『Filterworld』

ニューヨーカーのコラム

インターネット初期のようすを書いたNewYorker誌のエッセイがよいので紹介。

ちなみに『Filterworld: How Algorithms Flattened Culture Book/  Kyle Chayka』という本からの抜粋だそう。

・Coming of Age at the Dawn of the Social Internet

https://www.newyorker.com/culture/the-weekend-essay/coming-of-age-at-the-dawn-of-the-social-internet

「MySpace」やらオンラインゲームやら、いろんなネットカルチャーを俯瞰するような内容。

 

・インターネットは、現在、アルゴリズムによる推奨とフィードの麻痺したロジックに従ってユーザーにコンテンツを提供する少数のプラットフォームを中心に統合されている。受動的な消費が促進される。あらゆるやり取りが監視され、ターゲットを絞った広告によって商品化される時代。

 

・私たちは、それぞれがオンラインで独自の道を切り開くのではなく、いくつかの巨大企業が刻んだ溝に巻き込まれている。

 

・以前は、オンラインでの活動は、未知の領域を探検するソロハイカーになっているような気分だったけれど、今では高速道路に自分の看板を出しているような気分になる。

 

・私が知っていた断片的な DIY Web と比較すると、ソーシャル メディアは奇妙に予測可能であるように感じられる。
LinkedIn や Flickr などの新しいサイトのユーザー プロフィールはテンプレート化され、広告で囲まれている。

・フェイスブックがサービス開始して、デジタル世界とリアルが徐々に重なり始めるようす、
大学生活外にも影響を及ぼしはじめるところなどしっかい書かれていた。

 

・「インターネットのアルゴリズムが自分を登録していないとしたら、自分がここにいることをどうやって証明したらいいのだろうか?」

 

インターネットの優れた特性の 1 つは、誰でもいつでも空の Web サイトからやり直して、好きなものを作成できることである。

 

アルゴリズム以前・以後について書かれたフィルターワールド、どのメディアでも紹介されているのでとても気になる。

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nejimaki
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