インターネットをどう改善させるべきか?

インターネットの治し方

MITテクノロジーレビュー[日本版]にて、ウェブに関する面白い記事が出ていたので紹介。
(※無料登録すれば全文読めます。)

・How to fix the internet 「インターネット」の直し方

いくつか印象に残った部分を引用。

大手ソーシャル・プラットフォームがこの10年間、私たちに対して発揮してきた支配力は、弱まりつつある。問題は、私たちが次に何を望んでいるかだ。

インターネットには、守るために戦う価値がある。なぜなら、あらゆる悲惨な状況にもかかわらず、そこにはまだ良いことがたくさんあるからだ。

本当にそう。

 

このような悪いことは、単なる無礼やネット荒らしの域を超えている。悲しみ、孤独、悪意が蔓延しており、それは多くのネット空間で自己強化されているようだ。場合によっては、まさに生死に関わることである。

自分もそうだから言えるけど、LGBTQ+やマイノリティーにとってはホントに死活問題。

 

ポジティブな兆候の1つは、時には物事にお金を払わなければならないという理解が広がっていることだ。実際に、人々はサブスタック(Substack)、パトレオン(Patreon)、ツイッチ(Twitch)といったプラットフォームで、個人のクリエイターやパブリッシャーにお金を払っている。

なんでも無料、が結局ユーザーにとってしんどい世界になるのはみんな痛感しているので、
多少なりともお金を払う価値観がもう少し浸透してほしいなと。

 

Fediverseや分散型SNSにも言及。

大きな構想としては、ソーシャルメディアがより非中央集権化された未来では、ユーザーはコンテンツやフォロワーを失うことなく、簡単にネットワークを切り替えられるようになるということだ。

 

ブログのパイオニアであるアニル・ダッシュは、もう何年も同じことを繰り返し述べている。人々は自分専用のドメインを購入し、自分のブログを立ち上げ、自分のものを所有するべきだと。

独自ドメインで、個人ブログや個人サイト。これ大事。

 

インターネットの改善策は、フェイスブックをシャットダウンすることでも、ログオフすることでも、外に出て草に触れることでもない。インターネットに対する解決策は、インターネットを増やすことだ。つまり、より多くのアプリ、より多くのスペース、より多様でより良いものに資金を供給するためのより多くのお金、より多くの人々が自分の好きな場所でよく考えて関わることだ。より多くの実用性、より多くの声、より多くの喜びである。

より良いインターネットを増やすこと、なるほどなと。

海外のミームを知れたり、背景を知れたりでとても面白い読み物だった。

マイクロブログの思想をまとめた「Indie Microblogging」を読んだ感想

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nejimaki
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